リーダーたるゆえのもがき
皆さんは何かの組織のリーダーになったことはあるでしょうか?
リーダーというのは周りが見えていないといけないし、周りのために動いていかないといけない存在です。
聖書の中にもリーダーたる人たちが出てくるわけですが、リーダーとして代表的な人にモーセがいます。
モーセと言えば、旧約聖書の中でも一番有名な人でもあり、聖書を知らない人でもモーセの名は聞いたことがある人も多いほど有名な人です。
モーセには民たちを引き寄せるカリスマ性がありました。
だから民たちを率いるリーダーになったのかもしれませんが、モーセは全てよくできる人ではありませんでした。
リーダーといえば威厳があったり、言葉を強く話せたりしますが、モーセは口べたでした。そんなモーセにはアロンという口上手な兄がいて、アロンを通して民たちに言い聞かせていたこともありました。
モーセは民たちを連れて、奴隷をしていたエジプトからカナンの地へ向かいました。命を狙われる恐怖を退けて、奴隷を解放されて自由の身になったわけですが、シン荒野という場所で彷徨いました。
そのシン荒野での生活が辛く、奴隷の方がましだったと民たちが文句を言い始め、せっかく先陣を切って死に物狂いでエジプトを抜け出したリーダーであるモーセは落胆し、もがきました。
どれだけカリスマ性を持っていたリーダーでも全て上手く治められるのではなく、必ずもがきというものが存在することが分かる事例です。
リーダーだから悩んだらダメでも弱いところを見せたらダメでもなく、できないことがあることは当然だとモーセを見ても分かります。
リーダーだからしっかりしないといけないところはありますが、完全にやることも大事ですが、上手くやる柔軟性と俊敏性が大事で、モーセのように常に神様に尋ねながら正しいか確認することが大切だと思います。
リーダーが全てを背負うのではなく、アロンのように得意なことがある人に得意なことは任せて、周りを生かしていけたら良いですね。
Takomaru
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