自分から見て良さそうでも・・・
皆さんは自分が良いと思うものがあると思います。その良いと思うものが他人にも良いと思われるものなら間違いはないでしょうが、それは人次第です。
人がそうであるように、神様もそうです。
自分が良いと思ったことだったとしても、それが神様から見て良いと思われるかどうかは別の話です。
それが分かる話が聖書に書かれています。
旧約聖書の統一王国時代のことでした。
初代王のサウルは神様が選ばれた人であり、最初は神様に従順でした。
サウルといえば、聖書の中でも失敗した人にも挙げられる人です。
ある地域を自分たちのものにするために神様から全て滅ぼせと言われました。しかし、サウルが見ると、非常に良さそうな家畜が育っていました。自分が見て良いと思った家畜を神様に捧げたら喜ばれるのではないかと思ったわけです。
ただし、神様からは全て滅ぼせと命令されていたのでした。
サウルはその命令に背いて、家畜を滅ぼさずに残しておき、神様に捧げたのでした。
それを見た神様は全て滅ぼせと言ったではないかとお怒りになりました。
自分の目で見て良さそうに見えても、神様から見たらそうでもなかったということです。
そんなサウルは段々と神様と合わなくなっていき、結局王座を剥奪されて、死ぬようになりました。
このように自分の目で見て良さそうだと思ったとしても、必ずしも神様もそう思っているとは限らないということです。
自分中心ではなく、神様を中心にしてこそ神様と疎通することができるようになります。それを分かって、自分中心に考えるのではなく、神様を中心に考えて、神様と共に生きる生に挑戦していきたいものですね。
Takomaru
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