組織の難しさ
誰もがどんな規模であったとしても、組織というものに所属していると思います。
特に私が現在働いている会社では、社長の同級生が幹部に何人かいて、その人たちは親しくするような間柄です。
しかし、会社の規模が大きくなってきて、組織が全然整っていないことに、上層部が気が付き始めました。
時代と共にコンプライアンスが厳しくなってきており、その対応が間に合っておらず、また上層部はなあなあで仲良くやってきたから、言うべきことを言わずに組織が大きくなり、今更問題が複数にも発覚してきている状況です。
こんな中で私が思い出すのが新撰組です。
新撰組といえば、幕末に活躍した組織ですが、彼らは同郷の人たちが始めていった組織です。
そして規模が大きくなるにつれ、幼馴染みで馴れ合っていた状況では、組織が成り立たず、局中法度という厳しい法を作るようになりました。
新撰組は厳しいとはいえ法があったからこそ、組織が成り立っていたのです。
それを現代にすると、馴れ合いではなく、しっかりとした内政を整えた方が良いと思うわけです。
小さい組織であれば、お互いに面と向かって話す機会もあるから、互いに理解しやすいでしょうが、規模が大きくなるにつれ、関係性が軽薄化して、統制するためにはしっかりとした法や制度などが必要になってきます。
そして組織の上に立つ人間は組織をよくしていくために、全体が見れないといけないし、自分がやりたいからやるという自分勝手なことをしていては、人が離れていってしまいます。
全体の状況を見た上で、より良くするためにはこうしようと引っ張っていく力が必要だし、進める上でのメリットとデメリットをしっかり把握していかないといけません。
それだけ、組織を運営するのが難しいということです。
難しいのは難しいのですが、上手く運営できれば、誰もが良い組織だと感じ、楽しく切磋琢磨していけます。
だから、組織は難しいところもありますが、上手くできれば、凄いものになるということを分かって、より良い組織作りをしていきたいですね。
Takomaru
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