人を生かすことが大きい
皆さんは人を生かすことがどれほど難しいか経験したことがあるでしょうか?
例えば、組織で何かしらの役割がある人はやることが明確なので、そのやることをやっているときに甲斐を感じることが出来ますが、はっきりした役割がない人はやることが明確に決まっていなかったなら、心がぼやっとして心が腐ってしまったりすることもあります。
そしてやることのない人は心が死んでいき、機能が発揮できなくなったりするわけで、組織というものですべての人の心を生かすのが難しいと感じることもあります。
また戦争が起こったなら、その中で人が生きて帰ってくることが難しく、亡くなる人が多かったりします。
人を生かすことを考えてみると、我々に御言葉を教えてくださっている鄭明析(チョン・ミョンソク)先生のことが思い出されます。
先生はベトナム戦争に2回参加して、無事に帰ってきた方です。
戦争の英雄といえば、多くの人を殺した人だとされています。
先生の周りの人はどれだけ多くの人を殺したかを故郷に帰ってきて、自慢げに話して武勇伝を語ったりしました。
しかし、先生は人を殺すことで英雄になろうとはせず、人を生かすことで軍から表彰されました。
殺すか殺されるかの戦争の中で、生きることが難しいのはいうまでもありませんが、殺し合いの中で先生は敵を一人も殺すことはありませんでした。
それがどれだけ難しいことでしょうか。
先生は神様にベトナム戦争に行くように言われて参加するようになり、自分の考えでするのではなく、神様の考えを考えて行なう努力をして、人を生かすようにしてきたのです。
その結果、捕虜として敵を捕えて情報を得たりして、多くの人を殺すことではない戦果をあげたのが、先生が属していた部隊でした。
人を生かすことの難しい状況の中でも、人を生かそうと思って、実際の多くの敵の命を取らずに生かすという奇跡を成し、それが軍にとっても良い影響へと繋がる大きいことを成したのでした。
それだけ人を生かすということが大きい結果をもたらすということです。
戦争でもそうであったように、日常生活の中でも、人を生かすことは難しいですが、先生が行なわれてきた人を生かすということで、平和が成されていきます。
人を生かそうと意識して、ちょっと思いやって反応してみるとか思いやりのある言葉をかけてあげるとかしてみると、人を生かすことになり、良い組織や世の中を作っていけるのかもしれませんね。
Takomaru
0コメント