日本人の美徳は組織発展への妨げになる?
私は会社という組織に属していながら、最近感じることは組織の発展のためには、誰かが何かの犠牲になって、変えようとしていかないといけないのではないかということです。
日本人には昔から、言わぬが仏とでも言いましょうか、何も言い争わない方が良いと考え、不満を持っていても、直接的には言わない方が良いことが美徳とさせてきました。
しかし、その美徳によって、言い争うというトラブルは起こらないかもしれませんが、それによって得られるものといえば、仲が良いように思わせることができるくらいで、長期的に組織を考えていく中では、発展とはほど遠くなってしまいます。
だから、組織を発展させていくためには、何か刺激となるものが必要であり、それに気が付いて変えていこうと、組織のメンバーたちが立ち上がっていかないといけません。
それゆえ、おかしいことはおかしいと言い合えたり、言えるような環境が必要であったり、それが言える人が必要であったりします。
言わぬが仏では、組織を運営する上では発展が見込めない可能性が高くなるので、その美徳を捨てていかないと、組織が廃れていく可能性が出てきます。
ただ悪口を言うのではなく、発展のために客観視して、意見を言い合うことで、最初はトラブルになりそうであったとしても、言い合うことによって、お互いの言わんとしていることを理解しやすくなり、同じ方向を向いて、発展へと向かっていくことができたりします。
だから、美徳が崩れて、場を壊してしまうのではないかという心配を置いて、良い方向へと向かうためにこうすべきだと言い合える組織づくりをしていき、組織の発展へと繋げていきたいものですね。
Takomaru
0コメント